森林 Q&A

森林質問箱

かけがわの森林や木材のこと、
森林組合の仕事のことなど、
みなさまのご質問にお答えします。

こちらからどうぞ
kakemori@vc.tnc.ne.jp


Q&A集

森林や森林組合についてのQ&Aを載せています。


森林 Q&A.

Q1.掛川の森林・林業の現在の状況は?
A.林業は木を植え、育て、伐って丸太にして売り、また木を植え、育てるという循環する(ぐるぐる回る)仕事です。ところが、20年ほど前から木の値段が下がって、木を伐って売っても、あまりお金にならなくなり、この循環が止まってしまいました。この影響で、林業をやる人はどんどん減ってしまいました。
 一方で、最近は、林業や森林を適切に管理していくことは、水や土を守っていくうえで、大切だということが知られるようになり、市民や県民みんなで森林を整備していこうという考え方が理解されてきました。そのため現在は国や県がお金を出してくれて、間伐などが進んでいます。また、木は二酸化炭素を吸収して成長するため、こういった点からも注目をされています。

Q2.森林を守るのに大切なことは何ですか?
A.地域の人たちや、森林組合が、地域の森林を長く、大切に見つめていくことが大切だと思います。今ある森林は、自然の力と、昔の人たちの力で、長い時間をかけてつくられたものです。その森林に深く、長くかかわっていくと、その森林を大切にしようという気持ちが生まれ、それが森を守っていくことにつながると思います。
 一方で、森を守り、育てるにはお金がかかるので、お金を出してくれる人(市街地に住んでいる人)たちに、森林や、森の仕事のことを理解してもらうことも大切なことだと思います。

Q3.森林のために僕たち、私たち(一般家庭)ができることはなんですか?
A.近くの森林を、興味を持って見ることだと思います。




掛川市森林組合に関するQ&A.


Q1.森林組合は掛川の森林にどう接していますか?
A.森林組合では、森林の水や土を保全する働きを助けながら、おおいに山の資源を活用していくことが大切だと考えています。
 山の木をむやみに伐ってしまったり、山に無理な道を作ってしまったりすると、山崩れが発生する原因をつくり、山を荒らしてしまいます。そうならないようにするためには適切な森林整備の計画や施工が必要です。いい計画を作って、いい施工を心がけることが、森林と上手につきあっていくことにつながると思います。
 具体的には、スギやヒノキの林を間伐して、木の生長を手助けしたり、山の手入れや木の搬出に使う道を作ったりしています。また、そういった仕事を行うためには森林調査や、測量(長さや面積を測ること)をすることも欠かせない仕事です。

Q2.掛川市森林組合が一番力を入れてやっている事業や仕事は何ですか?
A.間伐が遅れていましたので、間伐の仕事に一番力を入れています。とくに平成15年から原泉地区を中心に、市内でたくさん間伐をやって、明るく、いい山を作っています。間伐をすると、まっすぐで太った、使いやすい良い木が残り、成長していくので、山の価値が上がります。
 最近は、山を持っている人たちが、自分の山の境界が分からなくなってきているので、境界に杭を打って、測量し、コンピューターに記憶させる仕事にも力を入れています。GPSを使ったりもします。
 これらの事業や仕事は、県や市の公共事業として行っているものが多いです。みなさんの納めた税金が有効に使われるよう心がけています。

Q3.掛川の森林が今後どうなってほしいですか?
A.掛川の森林が水や土を保全する働きや、鳥や動物たちのすみかとしてのはたらき、木材を作り出すはたらきなど、いろいろなはたらきを発揮する森林であり続けてほしいと思います。森林組合ではその手助けをしていきたいと思っています。

Q4.掛川の林業が今後どうなってほしいですか?
A.掛川で家を建てる人たちが、地域の木材に興味をもって、家を建つときに使ってくれるようになってほしいと思います。

Q5.森林に対して、やってほしくないことは何ですか?
A.むやみな伐採や、動植物の採取、不法投棄など、森林を大切にしない行為。

Q6.森林に対して、どういう行動が嬉しいですか?
A.森林に興味を持って質問をしてくれたり、森林の働きをよく分かってくれて、森を大切にしてくれる行動は、とてもうれしいです。

Q7.いつから森林組合がありますか?
A.掛川市森林組合は昭和38年(1963年)からあります。その前は掛川市には5つの森林組合(原泉・原田・倉真・西郷・桜木)があり、合併して掛川市森林組合が出来ました。

Q8.何人で働いていますか?
A.森林組合のスタッフは18人います。18人でさまざまな仕事を分担していて、山で木を伐ったり、運んだりする人だけでなく、経営を担当する人、経理などの事務を担当する人、現場の調査や計画をする人などがいます。

Q9.地域の人たちのためにしている仕事はありますか?どんな仕事ですか?
A.森林組合は山を待っている人たち(森林所有者)の団体です。組合の役員や職員は所有者さんと打ち合わせをしながら、地域の山を良くするのが仕事です。
森林の整備を主に行いますが、ほかには、チェーンソーの講習会や、しいたけの講習会をやったりしています。
また、「かけがわの森から」という広報誌を地域に配って、森林の情報を提供しています。

Q10.生産・販売をしている物は何ですか?
A.山で伐った木を丸太にして、浜北にある市場に出しています。最近では市場で売れる丸太の値段が安いので、持っていく量は少ないです。また、個人に頼まれて、家をつくる材料(丸太)を伐って出したりもします。
 そのほかに、薪や、山仕事で使ういろいろな道具、しいたけの種ゴマを売っています。




スタッフに関するQ&A.

Q1.なぜこの仕事をやろうと思ったのですか?
A.
  • 自然との関わりのある仕事をしたかったから(2人)
  • 自然の中で気持ち良さそうだったから
  • 手入れされなくなった山を、元気な山にしていきたいと思ったから
  • 屋外と室内、両方で仕事ができそうだから
  • 山や森がなんとなく好きで、大切だと思ったから

Q2.なぜ森林組合に入ったんですか?
A.
  • 自然との関わりのある、山仕事などをやりたかったから(3人)
  • 地元の山を守っていきたいと思ったから
  • 一番森林に近いところで仕事をすることができる職場だから
  • 原泉の豊かな自然が魅力的だったから
  • たまたま、ぐうぜん

Q3.いつもどういう思いで仕事をしていますか?
A.
  • 安全第一。怪我、間違いのないように気をつけて仕事をする(4人)
  • 安全で効率よく失敗のないようにする
  • 一本一本、木を大事に扱うことを意識する
  • いい山をたくさんつくる
  • 原泉の山が元気で魅力ある山になったらいいなと思う

Q4.この仕事をやっていて、大変なことはなんですか?
A.
  • 危険な場所での作業(3人)
  • 体力的なこと
  • 真夏の草刈り
  • 知らないことがたくさんある
  • 木が重いこと
  • 道がないところは、現場まで遠くても歩かなくてはならない
  • ハチやマムシなどに遭遇して危険なこと
  • どんな仕事もそれぞれに大変です

Q5.仕事をして辛いときはどんなときですか?
A.
  • 夏の暑いとき
  • 動物を殺してしまったとき
  • 経験不足を感じるとき
  • 一緒に仕事をしている人と意見が合わないとき
  • 木を伐っても高く売れないこと
  • 誰かがケガをしたとき(5人)
  • おなかがすいたとき

Q6.この仕事をやっていて、うれしいことはなんですか?
A.
  • 間伐した山がきれいになったとき(2人)
  • つるや雑木などを切って、見違えるような林になったとき
  • 森林保護に貢献できていること
  • 手入れされた山が、健全な山になっていくこと(2人)
  • 一つの現場が無事に終わったとき
  • 仲間と一緒に仕事をすること
  • ヒノキのにおいをかぐこと
  • 従業員みんなの笑顔を見るとき

Q7.この仕事をする上で、一番大切にしていることはなんですか?
A.
  • 作業場でのチームワーク
  • 安全な作業(2人)
  • 木を伐るとき、「伐らせていただきます」という気持ちを忘れないようにしている
  • 体調管理
  • 情熱
  • 自然に対して、いつも謙虚な気持ちで接すること
  • 従業員の和

Q8.この仕事のやりがいはなんですか?
A.
  • 間伐などをやって、見違えるような山になること
  • 社会の中で、必要とされているように感じること
  • 山の中にいると、たくさんの自然の恩恵が受けられること
  • 仕事があること
  • 頭と体をつかって、心身共に元気に仕事をすること
  • 木を植え、育て、伐って人々に木材を届けられること
  • 木は正直で、手入れをすればそれにこたえてくれるところ

Q9.未来の森林について、どういう気持ちで仕事に取り組んでいますか?
A.
  • 山は水を守ってくれる、ありがたい
  • 荒れた林に光を入れることによって草木が育ち、水を貯えられる土ができ、きれいな水を供給できる山になればと思う
  • 感謝の気持ち
  • 山の機能(水、空気の浄化作用)を損なわない山造りをしていきたい
  • 人間の力が必要な所は積極的に。そうでない所は自然の力に任せる